2015年4月18日(土)~6月14日(日)
ちいさいもの、かわいいもの、素朴なもの、幼いものから、まるいかたち、
柔らかな触感、そして心を揺さぶる作品まで-
「ほっこり」する作品を集めた展覧会「ほっこり美術館」
近年「ほっこり」という言葉が人々の口に上る機会が多くなったように思います。
「ほっこり」や「ほっこりする」という言葉から連想されるのは、温かさやふこふことした柔らかさ、「なごみ」「いやし」に近い心的な満足、ふくよかで丸々とした形状など様々です。
このような感覚を好む感性は現在に特有のものでしょうか、
それとも日本人の感性に通底しているのでしょうか。
横須賀美術館にて開催された本展は、かわいらしいもの、幼いもの、小さいもの、素朴なものといった表現対象の属性による「ちいさきものたち」、丸いかたち、柔らかな色調といった作家の造形に注目した「かたちから生まれるもの」、鑑賞者に郷愁やせつなさといった感情を呼び起すテーマや物語性をもつ「こころ動かすもの」の3章で構成し、従来「美」を基準に語られてきた美術作品を、現在の感性を反映した「ほっこり」をキーワードに鑑賞者の感覚や心情から捉え直すことで、日本人の感性のありようを再考するものでした。
お問い合わせ先
作家:仮屋 美紀(Miki kariya)の作品に関するお問い合わせはこちら。
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